目次
はじめに
英文に書きなれていないため一から作ると崩れてしまうことが多いです。一定の型に単語を入れ替えながら文を作っていく感覚を身につけましょう。パターンプラクティスの要領です。こちらでは、パターン化した表現を詳しくご紹介しています。準2級以降は、テンプレート化をお勧めしませんが、こちらではむしろテンプレートを有効に使ってまず、英文の構成・書き方を身につけてください。
3級の新形式ライティングとは
従来型の意見論述問題+メールへの返信の2問です。
意見論述(16点)
採点基準
内容・構成・語彙・文法それぞれ満点は4点、計16点。
内容:自分の考えとそれに沿った理由が必ず2つ必要です。理由もなぜ、どんな点が好きなのか、具体例や説明も書く・・ことができればベターですが、それが出来る受験者は少ないと思われます。
構成:イントロ・理由2つ・文字数が足りなければ結論まで。段落分けはしません。
語彙:なるべく3級ではスペルミスをなくし、簡単でも文脈にあった言葉を適切に使えているかどうかを重視して書ける、自信をもって使える語彙を選びましょう。
文法:パターンに当てはめることで文型に沿った形で英文を書けます。後は単数複数・三人称単数・時制など基本中の基本は抑えておきましょう。
メール問題(9点)
採点基準
内容・語彙・文法 それぞれ3点の満点は9点です。
内容:質問にあった答えを書けているかが問われます。
語彙:こちらは意見論述と同じです。文脈に沿った語彙を正しく使います。無理に難しい単語を使う必要はありません。
文法:質問に対する答え方のパターンを覚えましょう。
目標所要時間
意見陳述→15分
メール問題→15分
利用テキスト
7日間完成 英検3級 予想問題ドリル
過去問は6回分意見論述の問題が掲載されていますが、こちらは新形式同様の問題数に加え、メール問題が4回分載っています。これに英検サイトの過去問を含めれば十分対応できます。
価格:1265円 |
意見論述対策
1パターンを覚える
基本的にはあなたはどう思いますか?という面接の延長の様な問いかけです。
型に沿って書いていけば多少スペルミスなどがあっても得点が取れます。
また、構成は今後どの級でも基本同じですので、ここでしっかり身につけましょう。
2.書き方
①イントロ→②自分の意見→③理由1つ目→④理由2つ目→⑤(文字数がたりなければ)結論
例)
(自分の意見)
I have two reasons.
First, I like (理由1つめ)
Second, it is (理由)to (理由)
Therefore
→太字は定型で使えます。( )にいれる単語・表現を入れ替えることができれば大丈夫。necessary, helpful, fun, interestingなど例題や過去問をこなしながら語彙増やしましょう。
こちらはオリジナルのモデル例に対するモデルアンサーで、模範解答ではありません。なので,具体例もなく理由も短めです。これで合格できるよいう意味の例です。
実際の推奨例は英検協会のサイトをご覧ください。あれだけの解答が書ければ3級ではなく準2級受けてるかなというのが私の実感です。
なので、現実的な解答例を作っておきます。
例題
太文字部分はテンプレートとして使えます。
必要文字数は25-35文字。
例題) What is your favorite Hobby?
解答例)①My favorite hobby is playing the piano. I have two reasons. ② First, it is fun to play. ③ Second, I can play it with my friends at school. ④Therefore I like playing the piano.
①イントロ
必ず自分の意見を言います。(イエス・ノーや私の○○は○○ですなど)
問題で聞かれている単語を使えば何も考えずにほぼ書けます。
質問による答え方のパターン
Do you like・・? → I like
Which do you like better, ・・or・・ ? → I like ・・・ better. (better は最後に)
Where do you like to go・・ → I like to go・・
What is your favorite・・→ →My favorite・・is・・
②③理由
First, Second,を使い書き始めます。文字数をかせぐためにFirst of all, Second of all,でも。具体例も書けたら書きましょう。
例えば
①It is fun to play.に加えて ② I enjoy learning new songs.
など。文字数も足りるので結論も書く必要はありません。
ただし必ず書くときはまず①理由を言ってから②具体例を書きます。
ここを間違えると減点になります。
覚えておきたい表現・語彙
- First, Second, 一つ目に、2つ目に
- Because なぜなら
- Also, そのうえ
- I like(理由) することが好き
- I want to したい
- I can 出来る
- There is(are) ~があります。
英語力をあげるために使えるようになりたい構文
①It is (形容詞)to(理由)②~ing is 〇〇
※①It to構文や②無生物主語を使った構文(ingで始まる文)は準2級以上でもずっと使えるので是非積極的に使えるようにしておきましょう。面接でも覚えておくと英語が話やすくなる上文法点も加点が期待できます。
同じことを別の表現で書くことができるととても便利です
例
買い物に行くことは楽しいです。
It is fun to go shopping. /Going shopping is fun.
④結論
理由がしっかり具体例までかけていれば必要ありません。主に文字数稼ぎです。
書くのであれば、Therefore,やThat is Whyの後にイントロの自分の意見を繰り返しましょう。こちらも簡単です。
メール問題対策
パターンを知る
友達から来たe-mailに対する返信を書きます。自分の感想を書いて、そこから質問に対する回答を書きます。
いきなり質問に対する回答をするのではなく感想を1文いれるのを忘れない!のがとっても大切。
①友達のメールへの自分の感想→② 質問1への答え→③質問2への答え
書き方
①友達のメールへの自分の感想
楽しかった。(fun)面白かった。(interesting)など簡単に書きましょう。
ここでもit to構文や、~ingで始まる文を使えると書きやすくなりますよ。
② 質問1への答え→③質問2への答え
質問文が何を聞かれているかをしっかり理解しましょう。5W1Hに対する答えを書く練習をしておきます。特にHowを使った質問は色々なパターンが考えられますのでしっかり練習しておきましょう。また、このサイトでも練習問題を掲載していきますね。
時制は質問文にあわせます。
3.例題(メール文は完全オリジナルです)
あなたは,外国人の友達(Sam)から以下のEメールを受け取りました。Eメールを読み,それに対する返信メールを英文で書きなさい。
● あなたが書く返信メールの中で,友達(Sam)からの2つの質問(下線部)に対応する内容を,あなた自身で自由に考えて答えなさい。
● あなたが書く返信メールの中 に書く英文の語数の目安は,15語〜25語です。
● メール文の下のBest wishes, の後にあなたの名前を書く必要はありません。
From: Sam
To: (あなたの名前)
Hi,
Thank you for your e-mail! I heard that you recently started learning a new musical instrument. Tell me more about it. ①What instrument are you learning? ② How often do you practice it?
Your friend,
Sam
日本語訳
メールをありがとう!最近、新しい楽器を始めたと聞いたよ。そのことを、もっと教えてほしいな。どんな楽器を習っているの?そして、どのくらいの頻度で練習しているの?
サムより
解答例
カッコ内が回答する箇所です。
Hi, Sam!
Thank you for your e-mail.
①Playing music is a lot of fun. ②I started learning the guitar. ③ I practice it three times a week. ( I hope to get better soon. )
Best wishes,
日本語訳
やぁ、サム!メールをありがとう。音楽を演奏するのはすごく楽しいよ。ギターを始めたんだ。週に3回練習しているよ。すぐうまくなりたいんだけどな。
①自分の感想です。本当に簡単でいいので必ず書きましょう。I really enjoy playing music.でも。
ここで、ギターを弾くのは楽しいよ。とは書かないようにしましょう。次の質問に対する答えと受け止められてしまいます!
② 何の楽器を始めたの?と聞かれたのでそれに対する答えです。
I am learning the guitar. (ギターを習っています。)
でももちろんいいですよ。
③どれくらい練習しているの?と聞かれているので回数をかいていますが
例えば
I practice it every day.(毎日練習しているよ)でもOKです。書ける内容のものを書きましょう。
( )の部分はは書かなくても全然大丈夫です。
必ず、聞かれた順番に答えましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
実はライティング対策法は、合格のための勉強法としてまとめページに入れようと思っていたのですが、思いのほか長くなりすぎて読みにくいため別途記事にしました。3級だけでこのボリューム
今後、覚えたほうがいい表現や、文法項目、練習問題など少しずつ追加予定です。しっかり書けば書くほど自分の意見が言える絶好の機会ですので、合格のためだけではなく表現を増やす機会として是非ライティングの第一歩を踏み出してくださいね。
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