目次
単語学習について
英検学習を始める前に、まずは集中的に語彙をいれることでかなり効率的に合格をめざせます。出来れば1カ月1500-2000語を目指してひたすら単語を入れてみるのがおすすめです。が、現実的には忙しかったり、嫌気がさしたり時間的に余裕がなかったりするものです。その場合でも、学習の比重をまずは単語に置き速めに該当級の単語を終わらせましょう。
と、えらそうに言っている私も単語学習は大嫌いです。
講師をしていますが嫌いなものは嫌いです。
ただ単語帳を1冊仕上げるごとに自分の英語レベルが数段アップすることを実感するのも事実です。単語を覚えず英検も受験も絶対受かりません。そして多くの受講生の方がなかなか受からない原因が単語力不足です。中途半端に単語を覚えていても覚えたつもりなだけで徹底的に覚える必要があります。ここではそんな単語嫌いで単語信者な私が唯一続いていて、英検1級語彙8割越えを達成した方法をお伝えします。
絶対に取り入れるべき単語学習のコツ
①習慣化する。
とにもかくにも、この一言につきます。習慣化。英語は筋トレと同じです。英語と向き合わなければいけない間(学生の間または、受験生の間)毎日10分でいいので単語を読みましょう。
一気に仕上げると負担が大きいですが、コツコツ毎日15分していると全然負担ではありません。覚えるつもりでアプリや単語帳を開くと苦痛でしかないのでまずは読む。出会う。という意識で。
毎日つべこべいわず無になって単語に出会っていたらいつのまにか勝手に頭の中にたまっていってくれます。脳を信じてひたすら出会いましょう。
②疲れたらすぐにやめる
調子がいい日も悪い日も、単語を覚えているうちに頭に入るスピードがぐんと落ちる瞬間があります。そうなれば、すぐに辞めて別のセクション(リスニングなど)にうつるか別のことをしましょう。キャパオーバーの頭に語彙をいれても効率が悪いだけです。また疲れるまで単語を繰り返すことでどんどん単語を読む→勉強するの意識にかわり苦手意識に拍車をかけます。これは習慣化の一番の障害です。※ごくごくまれにいらっしゃいますが単語学習が好きな方(うらやましい)はこの限りではありません
③ 隙間時間数回に分ける
一気に覚えてしまわないようにします。必ず15分ー30分程度を1クールにして数回に分けましょう。②にもつながりますが疲れた頭で覚えても効率が悪いだけです。また、一日のうちで何度も繰り返すことで定着率があがります。
④ 音声を聞く。声を出す。
音声を必ず聞いてください。間違った発音で覚えるほどもったいないことはありません。
そして必ず声に出してください。黙読の数倍効果的です。英検の単語学習は覚えた単語がそのままアウトプットでも使えるという最高に効率のいい学習法です。何事も単語だけ学習するより、単語と同時にリスニングを鍛える。ライティングでも使えるようにするなど全てのセクションをリンクさせて学習することが大切です。
⑤ 1単語2秒以内ででるまで
うーんと考えてからしか出ない単語はすぐ忘れます。最低2秒以内で出てくるまでしつこく繰り返しましょう。級があがるにつれて数周では間に合いません。準1レベルは10周以上は普通です。ここだけは自分に厳しく!
でた単の覚え方
神アプリでた単。これだけで準1級までの大問1対策は大丈夫です。たくさんの受講生がでた単で力をみるみるつけました。以下の点に気を付けてとりくんでください。効率がかなりあがるはずです。
3級(アップル・アンドロイド)準2級(アップル・アンドロイド)2級(アップル・アンドロイド)準1級(アップル・アンドロイド)
・音声をオンにして覚える。
初回に限らず可能な限り音声を聞きながら覚えましょう。知らない発音は声にだします。
・復習リストは必ず毎日
復習リストは必ず使ってください。自分で単語帳を作る機能もありますが、1度復習したらすぐに覚えることもあるので間違った単語200語を常に更新してくれる復習リストが最強です。
個人的な意見ですが、単語リストを増やすと単語学習の過程が増えてしまうことになります。学習は出来る限りシンプルにした方が取り組みやすく効率的です。Stage1の単語をひたすら何度もまわし、復習リストで苦手確認。とシンプルな過程にすることでぐっと取り組みやすくなり効率も上がるでしょう。
・stage1を100%に近づける
Stageはどこまでかよく聞かれますが大問1対策に限ればstage1を100%に近づけることで8割近くは取れます。単語をそれ以上極める時間があればまずはほかのセクションに時間を割きたいところです。また、stage1をやりこむことで十分次の級への準備にもなるでしょう。長文中の単語は必要分を文単でカバーします。
・全問正解するまで終わらない
単語暗記は不正解をなくすまで終わらないようにします。50単語位であれば15分もあれば全問正解に到達するはずです。→でた単アプリは単語帳より早く進めます。
「不正解とパスのみ」を失くすまでが1セットです。
・stage2は余裕があれば
さらに極める余裕があればstage 2も頑張ります。あくまでメインはstage1です。
・とにかく時間があれば開く
でた単はスマホにダウンロードし、時間があれば開きましょう。SNSを見る前に1周。寝る前に、通勤通学中にとどこでも開く習慣をつけてください。繰り返しますが、量をこなすことが肝心です。
単語帳での単語暗記法
でた単で大問1をカバーできますが、長文単語も文単ではなく単語帳で覚えたい方、アプリがどうも苦手で覚えにくい方、英検以外の単語帳を使いたい方(2級までは受験用単語帳でも大丈夫です)もこの方法を使えます。英検だけに関していえば現時点で販売されているものはジャパンタイムズのEXが一番カバー率が高いとされています。(ただし語彙問題は回を重ねるごとに難易度があがっているのででた単と組み合わせるのがおすすめです)
例)1日50単語覚える場合(2級以上は1日100単語目指します)
1日目 新規単語のみ50語
知っている単語意外で知らない単語50単語をピックアップ。
10単語をまず覚える。音声確認。
10単語を10回音読。英語→日本語両方
5回目あたりから赤シートを使う
10回よんだらおそらく全ての単語が入っているはず(無理なら全て言えるまで)
ここまで約10分弱
残り単語も同じように繰り返す。50単語を上記の方法で2回に分けると楽です。1セット25単語×2回で仕上げる。
2日目 前日の復習+新規単語50
- 前日の単語を高速でチェック。覚えていないものに印をつけ音読。(すぐ思い出すはずです)
- 前日同様の手順で新規単語を覚える。
- こちらも一気に50語+復習をすると疲れるので新規単語は一日2.3回に分けましょう。
この時点で初日の単語は3周しています。定着しはじめます。
3日目 前日までの復習+新規単語50
- 一日目の最終回で忘れていた箇所だけを復習。覚えていたらチェックを外す。
- 二日目の単語を高速チェック。忘れているものをピックアップし復習。
- 三日目の新規単語を覚える。
このパターンを繰り返します。復習はやりこみすぎないこと。例えまた忘れそうと不安になっても何周もするので大丈夫です。進まないのが一番ストレスになるのでまずは1冊終わらせることをモチベーションにしましょう。
これをひたすらくりかえせば50語×30日で1500語です。ただし知っている単語を省いての1500なので一か月でかなり進んでいるか終わりに近づいているはずです。
このあたりで大問1の問題を解いて理解度を測りましょう
まとめ
いかがだったでしょうか。いろいろな覚え方がありますが一番汎用性のたかいかつ、ストレスの少ない方法をご紹介しました。英検は語彙ゲーという言葉も聞かれますが、当然の話で英語は上級になればなるほど単語力がものを言います。まずは1冊、アプリ1グレード上記の方法で徹底的に仕上げてみてください。英語力が数段あがります。語彙を貯めていくことで合格と英語力をつかみましょう。
コメント